事業内容・助成実績

(1) 2022年9月より、地域在住の子どもたちとともに、記憶と水の脈をたどる地域調べを行った。小学校、地域企業へのヒヤリング調査を行い、かつての地下水の利用方法などを調査した。
(2) 環境専門家による都市部における環境レクチャーを児童館、スペース壬生で計3回行った。寒波到来の日に井戸底の温度を観測し、地熱は安定して15度があることなどを記録し、子どもが地熱を体験できる場をつくった。
(3) 実際に地域住民と井戸を掘り（浅井戸）を試みた。その段階で子どもが見学、体験できる機会をつくった。地層を保存、標本化し、粘土層から出た年度や石を用いて作品づくりなどを行なった。
(4) 今後、掘削後の井戸は埋め戻し、穴を利用したコンポストづくりや、地熱を取り出す仕組みを充実させ、地域の子どもたち向けの環境学習の場を継続させる。井戸掘削の制作過程は地域の地蔵盆で発表する。